PlantUML を導入するのに適したケースとは

半年ほど PlantUML を触った感想をまとめています。

結論

以下のいずれかに当てはまる場合、PlantUML はプロジェクトの生産性を向上させます。

  • 一人で利用する場合
  • 少数精鋭、もしくは統制(教育)されたチームで共有したい場合
  • 情報共有ツールがすでに浸透している場合

PlantUML が解決している課題

  • UML を理解していなくてもそれっぽい図が書ける
  • 誰が書いても体裁が揃う
  • 検索が可能
  • バージョン管理システムと合わせると履歴管理の生産性が向上する

PlantUML は「書く」こと、また適切なツールと併用することで「調べる」ことの生産性を向上させます。

PlantUML の課題

  • 学習コスト
  • 環境構築

学習コスト

最大の課題は学習コストです。

公式サイトから和訳されたリファレンスが PDF でダウンロードできますが、100ページを超えています。( 大変ありがたいことです。) また、先日話題に上がった Real World PlantUML を見て回るにしてもベストプラクティスに迷います。( 素晴らしいサイトです。)

その他によく参照するチートシート(記事)を記載します。

環境構築

環境構築については、情報共有ツールやエディター、ブラウザのプラグインなど充実してきています。PlantUMLサーバーも公式・非公式とも選択肢があります。これは昨年夏以降ほぼ解決したと言って良いのでは?とさえ感じています。

gitbook etc...

PlantUML 以外の課題

  • 個々人のスキル
  • 円滑なコミュニケーション
  • 文化・慣習・雰囲気
  • 怠惰
  • 置かれているステージ
  • 最終的な成果・結果

etc

導入フローを検討してみる

gist.github.com

PlantUML と向き合うポイント

  • 頑張らない
  • 気にしない
  • 抱えている課題が PlantUML で解决できる課題かどうか見極める